トンネルの先を確かめたいから。

断酒の先にある可能性を探しながら日々の想いを綴るブログ

アルコールとの付き合い


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アルコールは強さの象徴だった。


僕の生まれた家は、今の住まいから徒歩5分位の所にあるけれど、よく人が集まる家だった。

お盆や正月などは特に、親戚の人たちが集まって楽しそうにお酒を囲み、賑やかな時間を過ごした。

その輪の中に、年を追うごとに年上の従兄弟たちも加わっていき、お酒を飲むということは、大人の証であり、強さの象徴のように感じていた。

自分も早く大人になって、子供扱いされることなく輪に加わりたいと、ジュースを飲みながら思っていたことを覚えている。

断酒を考えた方なら一度は読んだことがあると思うけれど、禁酒セラピーにでてくる"アルコールの洗脳"は、この頃から受けていたんだと、あの本を読んだ時気付かされた。

飲み始めたきっかけ

高校に入り、僕は下宿生活を送ることになった。
家から学校までの距離が離れていたためだった。

その下宿は本来大学生向けであり、高校生は僕1人。そこで大学生と飲んだ焼酎のコーラ割りがアルコールとの出会いだった。

それからは、高校生の内からアルコールを飲める自分はカッコいいなどと勝手に思い、毎日ではなかったが、時折飲むようになっていった。

その延長で大学生になった頃は、気づけば毎日、2Lのビールを飲むようになっていた。

学生にとって、毎日のビール代はバカにならなかったが、毎日飲むようになった暗い経験もあり、バイト代を食費を削ってもビールにあてるようになる。


今、このブログを書きながら当時の事を思い出すと、あの時すでにアルコールの依存に足を踏み入れていたことに気づかされる。

現に、大学で泊まり込みの行事が有ったとき、こっそりウィスキーを持って行った事を今、思い出した。

ビールが好きなだけでアルコール依存症ではない。


それは、20年以上つき通した、自らへの嘘、偽りだった。


続く

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