トンネルの先を確かめたいから。

断酒の先にある可能性を探しながら日々の想いを綴るブログ

禁煙


また、何度目かの禁煙を始めようと思う。

禁煙をしようと思った理由はいくつかあるけれど、一番はお金のこと。

断酒を始めたことで僕の中のお金の単位が大きく変わった。

具体的に言うと酒浸りだった頃は500mlのビールを一日8本は飲んでいたから多分1500円くらいは使っていたと思う。

そして酔うとお金の使い方が雑になって用もないものに浪費をする、という毎日を送っていた。

今はある程度冷静な判断ができるようになったことで無駄なものを買ったりすることはほとんどなくなった。

今日も100均に出掛けてスマホスタンドを1つ買って帰ってくると言うとてもコストパフォーマンスに優れた休日を過ごした。

最近よく100均にいくけれど、世の中100円で変える便利なものがたくさんあることに気がついたのはつい最近のことだ。

そんな生活の中で、僕にとってタバコは一日1000円以上もの金額を浪費させるものとなっている。

一箱580円を一日2箱の計算で。

その無駄な行為をいい加減やめにしたい。

それがもう一度禁煙をしてみようと思った一番の動機になる。

これまでも禁煙は幾度となく挑戦してきたけれど半年程度が最長だった。

その時タバコを吸ってしまった原因は部下の結婚式の時で、例によって僕は酔っぱらっており知人からもらいタバコをしたことが要因となった。

その時、また明日からやめればいいや。今日はおめでたいし。といった勝手な理屈を並べて吸ったことを覚えている。

そのあとしばらくはかなり本数は減ったがもとにもどるのにそう時間はかからなかった。

でもこの記憶は後に僕にとって大きな成果をもたらしてくれることになる。

それが断酒なのだけれど、僕はあの禁煙の失敗を経験したことで、こと断酒に関しては今日ぐらいいいだろうという気は全く起きなかった。

つまりは自分自身を信用しなかったことが、今日に至るまで断酒を継続できている大きな要因となっている。



禁煙と禁酒、ときたま目にするどちらが大変?ということに対する僕の考えは圧倒的に禁酒だと思っていた。

でも今考えると、結果的に禁酒(断酒)は継続できていながら禁煙は失敗している。

これが事実として僕の前に立ちはだかっている。

であれば、禁煙の方が大変かと言うと、僕はそうは思わない。

そもそも断酒に至った僕の決心と、禁煙しようと思った決心を比較すると大きな差がある。

断酒をしようと思ったとき、僕は素直切実に‘生きたい’と思った。

このまま飲み続け散れば必ず死ぬと確信していた。

だからこそ僕は断酒できていると思うし、一方で禁煙を失敗するときはいつもなんとなくまあいいや、といったあまい考えが頭をよぎり、失敗している。

そもそもなんのために禁煙しているのかが曖昧になり、なんとなく挫折する。というのがいつものパターンだった。

今回も発端はお金がもったいない、というところからきているので同じような決意だけれど、あきらかにこれまでの禁煙と違うことがある。

それは酔った勢いで、というシチュエーションになり得ないということ。

それは今までの禁煙とは大きく違うadvantageになると思っている。

そしてもうひとつ大切なことは思考がクリアであると言うこと。

この状況で改めて、タバコの無意味さ、洗脳、といったことを冷静に考えながらもう一度挑戦してみようと思う。

そして挑戦が成功した暁には60cmの水槽セットを僕へのごほうびとして買い揃えたいと思っている。

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