トンネルの先を確かめたいから。

断酒の先にある可能性を探しながら日々の想いを綴るブログ

アルコール筋症(ミオパチー)


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つま先立ちができない。

以前、僕の体の不調の一つに、足に力が入りにくい。

ということを書きました。

最初に気がついたのは、今から15年位前だと思います。

当時は、気がついたらつま先立ちができなくなっている。

ということでした。

その近辺から、気がつけば歩き方も人とは違い、踵を擦るようにして歩いていました。

イメージでいうと、踏んでしまった踵についたガムを地面に擦り付けながら取り除こうとしながら歩いているような感じです。

いつしかその歩き方が癖になっていましたが、当時の僕にとっては、わざとだらしなく歩くことがカッコいいと感じているからそうしている、という認識でした。

通院


その事以上に、緊張すると手が震える、という状態が気になり、病院に行き相談することにしました。

最初の病院では、血液検査などをしましたが、原因はわからず、紹介状をもらい、僕が住んでいる町の中では大きな病院で再度調べることになりました。

次の病院では、さらにいろいろな検査を行い、通院期間も半年以上は通ったと思います。

それでも原因はわかりませんでしたが、ネットで症状を調べてみると、たくさんの難病が候補として上がってきました。

そんなときも、もちろん人並み外れて毎日ビールを飲んでいましたので、

『自分はきっといつか歩けなくなってしまう病気なんだ。』

という思いと、

『今のところ生活に支障が有るわけではない。』

という思いがごちゃ混ぜになりながら、いつしか病院に行くこともやめてしまいました。

そんなときでも、自分は不幸だ、と思いながら浴びるようにビールを飲んでいたのを覚えています。

当時のことを振り替えると、可能性のある言葉をネットで手当たり次第に検索しましたが、アルコールと結び付くものはありませんでした。

だからこのブログが、同じような不安や症状を抱えている人の目に留まり、何かのヒントになってくれれば幸いです。

再度通院


それから10年以上、ほったらかしにしていましたが、久しぶりにあった医療関係の知人から、歩き方がおかしいという指摘があり、家族の心配もあって、再度病院に通い始めることになりました。

今から3年程前のことです。

その頃は、症状も緩やかに進行しており、一定距離(1km位)を歩き続けることが困難だったり(だんだん足先に力が入らない、というか感覚が麻痺してきて足を上げられなくなる)、緊張する場面で立っていると足が震え、立っていることが困難になっていました(おそらく10分程度が限界だったと思います。)

そんな状態の中、以前通院していた病院にまた行き、改めていろいろな検査を行いました。

医師の診断


結論から言うと、やはり原因はわかりませんでした。

医師の診断では、
「この病院の設備ではこれ以上はわからない。ただし進行状況からすると、早急に命に関わる症状ではないし、仮に病名がわかっても進行を遅らせることはできても、治ることはないでしょう。それでもよければもっと詳しい検査ができる病院に紹介状を書きますが。」

といった内容でした。医師の口からも、アルコールが原因の可能性がある、という言葉は出てこず、原因がわからないにも関わらず、アルコールではないということに安心している自分がいました。

仮にこの時、アルコールが原因の可能性があるからやめてみましょう。

と言われていたら、当時の僕にとっては何よりもショックな宣告だったと思います。

続く

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