トンネルの先を確かめたいから。

断酒の先にある可能性を探しながら日々の想いを綴るブログ

心のドアをノックする音が聞こえる。

心のドアをノックする音が聞こえる。僕の心の内側から、小さくノックを続ける音が聞こえる。その音は、そこに意識を集中していなければ様々な雑音にかき消されてしまう程、とっても小さな音だけれど。ふとした拍子に確かに感じる。大切な何かを思い出せそう。…

もうすぐ春ですね

子供の頃はあまり季節の移り変わりに関心がなかった。春も夏も秋も、冬も。本能的に季節ごとの遊びに没頭し、時には季節はずれの遊びも気にすることなく没頭した。そんな季節を何周かするうち、いつの間にか大人になっていた。この年になって時折思うことが…

トンガリコーン

出社前、いつも寄るコンビニで一人のおじいさんが「トンガリコーンはありますか?」と店員さんに聞いていた。ただそれだけのことだったけれど、トンガリコーンを頼んだ誰かと、おじいさんのことを思い浮かべたらなんだか心が少しだけあたたかくなった。

小さな幸せ

休日の夕方、突発的にサザエさん症候群に襲われ胸が少し締め付けられた。何とかしなければと思い、今日という日の何かを残したくて、当てもなく百均に行った。百均には、クリスマスシーズンということもあって、たくさんの飾りが並んでいた。娘が小さかった…

山が綺麗だ。

頭の中が少し混乱していて、何かをアウトプットしなければならない衝動にかられながら、じっとスマホを見つめていた。でも、何もかけなくて顔を上げたら、車のフロントガラス越しに遠くの山が目に入った。目に入った山の感想くらいならかけるだろうと、「山…

人間だから。

なんだろう? 誰だろう? なぜだろう? どうしよう?たくさんの自分自身への答えの出ない問いかけに少し混乱する。その問いかけの領域は、ほっておくとどんどん大きくなって、僕のこめかみはじんわりとした痛みを訴え始める。そして強い睡魔におそわれ、眠り、朝…

摘芯

植物の剪定に摘芯という方法がある。先端を切り詰める事で、植物の上に成長しようとする性質を幹を太くする方へと変化させ、より力強く育てるための大切な役割となる。これを怠ると、幹が細いまま樹高は高くなり、場合によっては強風などの影響で折れたり、…

向き合うということ。

向き合うことがこれ程辛いとは思わなかった。向き合うことが成長に繋がることを知らなかった。だから向き合う。自身のために。

覚醒

覚醒するということに救いを求めていた自分がいた。きつくても、いつかきっと楽になると。その為にたくさんの本を読み、考え、自問自答を続けてきた。でもそれはきっと、オセロの石が黒から白に変わるような、一瞬の時間ではおこらない。ブラックコーヒーに…

今日の言葉。

誰かにとっての“雲の中の一筋の虹”になるよう努めて下さい。 マヤ·アンジェロウ今日も一日が始まってくれた。誰かにとっての一筋の虹になりたい。

花の香りの残った数

この一週間で僕の手に残った花の香りの数は、いくつあっただろう?それらのうちのいくつかは、はっきりとこの手に残っている。そんな一週間の振り返り方も疲れた僕にささやかな心地よさをもたらしてくれる。にほんブログ村

今日の僕を支えてくれた言葉

他人に花をもたせよう。自分に花の香りがのこる。斎藤茂太にほんブログ村

僕に欠けていると感じるもの

アルコールをやめてから、徐々に生きる事への希望が増していく中、靴の中に入り込んだ小石のように、時折僕のこころに違和感をもたらすことがある。それはふとした瞬間に僕のこころに訪れては、しばらく寂しい気持ちを抱かせ、胸の奥にはもやっとした不快な…

気持ちの変化

今日で断酒2年が経過した。だから一つの区切りとして、これまでの気持ちの変化を書いておく。 2年前の昨日まで、僕はアルコールに操られていた。体も、思考も、過去の記憶も未来の希望も。全ての思考や行動が、アルコールを飲むために都合よく働いた。アルコ…

こころ

夏目漱石のこころを読んだ。ふとしたことから夏目漱石に興味を持ち、漱石の作品の中から選んだものがこころだった。 アルコールを飲むことをやめ、気持ちの浮き沈みは少しずつ和らいできてはいたけれど、ずっと答えの出ない葛藤を続けてきた僕にとって、ここ…

五月晴れ

気持ちよく晴れ渡った休日の午前中。水槽のエアレーションをストップさせ、CO2添加のコックを開ける。I♡NYと書かれたジョッキに氷を入れて、3分の1ほどの牛乳と3分の2ほどのコーヒーを入れる。出来上がったジョッキをを傍らにおいて、ノートパソコンを立ち…

何かを思い出しそう。

ようやく顔を出し始めたギボウシの芽のように、もう少しで何かを思い出しそうな気がする。酒に囚われ、自分に囚われていた頃から2年が経過し、忘れていた大切な何かを思い出しそうな気がする。僕が僕だった頃の、大切な何かを。 にほんブログ村ランキング参…

もう少し

庭にギボウシを植えた。地上部が全くないギボウシを植えた。パトリオットと言う品種で白色の斑入が気に入り、地上部の無いギボウシを植えた。 目を出すのはいつだろう。今は土に埋もれ、見る影もないギボウシ。美しい斑入りのコントラストを見せてくれるのは…

覚醒とは

春を感じさせる心地の良い風と穏やかな日差し カーラジオから聞こえてくる音楽と歌詞が心に染み込んでくる 程よく手の入れられた花壇色鮮やかなパンジーが優しい気持ちを与えてくれる 誰かのことを思い、誰かを愛おしく感じる それらの人として当たり前のこ…

あてのない文字列

久しぶりにあてもなく文章を記したくなり、以前購入したキーボードを引っ張り出してこの文章を書いている。以前書いていた時からスマホが変わっていたのでペアリングをし直さなければならず、少し手こずったけれど、すっかりシラフが当たり前になった僕に取…

待ち遠しい春

今年はとても、春が待ち遠しい。 冬の間に剪定したモミジが、 イメージ通りに芽を吹く事が。すっかり赤くなったリシマキアが、 また鮮やかなライムグリーンの姿になる事が。ひと月前に買った時からずっと土しか見えないホスタのポットから、 若葉がでてくる…

無題【むだい】

大切にしたい。ふとそう思った。 大切にしたい。時間や、人や、想いや、感情や。 奇跡的な確率で僕が手にしている色々なことを。 後で振り返った時に、少しでもたくさん“良かった”と思えるように。 そう。思える事も含めて。

秋晴れの中、足元を見つめ直す。

これまでやりたいことに追われ、色々なことに夢中になって過ごしてきた日々。ふとしたことで、仕事もせず、体を動かす趣味に没頭するわけにもいかない安静という条件付きで与えられたぽっかりとした時間。外は気持ちよく、からりと晴れ渡り、これまで一つづ…

僕を勇気づけてくれた言葉

“人生は難しく解釈するから分からなくなる。” 武者小路実篤

季節を感じるという当たり前のことを実感するということ

10月も終わりが近づいてきた今日この頃、僕はこれまでになく“季節”というものを強く意識するようになっている。夏が終われば秋が来て、冬の先には春が訪れる。そんな当たり前のこと。当たり前のこと過ぎて、今まで意識することすらなく過ごしてきた季節の移…

海の底②

海の底に居るような気分でも、十五夜の月は丸く太陽の光を届けてくれる。

海の底

天気予報は、今日は曇りの予定と伝えていたけれど、僕の住む町には太陽がさんさんと日差しを向け続けている。最近僕は、天気の事を思うとき庭に植えられた草木の事を思い浮かべる。 雨の日には、植えたばかりのリシマキアがたくさんの小さな葉を使って、空か…

ディコンドラシルバーフォールズ

ディコンドラシルバーフォールズをグランドカバーにしたくて、しばらくの間色々なお店を探して回った。一月くらい前に3株だけ売っているのを見つけたけれど、少し元気がなかったので見送った。特別珍しい品種ではないと思うけれど、それからどこに行っても…

時間の価値

断酒をはじめてから、‘時間’というものについて考えることが多くなった。酒浸りだった頃は、とにかくいつも飲むことばかりを考えていたけれど、素面で過ごす時間ができた今、その時間をつかって時間のことをよく考える。 はじめの頃は、どうしていいのかわか…

断酒がもたらす効果

断酒によってもたらされた、ささやかな効果の連鎖を体験した。人によっては『そんな大袈裟な』と思うことかも知れないけれど、僕にとってはとても大切な気付きだったので、ここに書き留めておく。 今まで目を背けていた、面倒事に向き合い状況が好転した。 …