久しぶりにあてもなく文章を記したくなり、以前購入したキーボードを引っ張り出してこの文章を書いている。
以前書いていた時からスマホが変わっていたのでペアリングをし直さなければならず、少し手こずったけれど、すっかりシラフが当たり前になった僕に取ってはさほど苦でもない。
アルコール漬けだった以前であればすぐに諦めて放り投げてしまっていたと思う。
先程このブログを書き終え、キーボードを片付けて戻ってきたら、書き上げたはずの内容がすっかり消えていたけれど、それでさえシラフでいると対した苦にはならない。
せっかくなので先程書き上げたものとは違うことを、テンキーを使って書き直すのもそれはそれで有りだと思える自分に、少しだけ感心する。
アルコールを口にしなくなり、一年と十ヶ月が経過した。
やめてから一年くらいは躁鬱状態を繰り返し、辛い日々も送ってきたけれど、今はとても落ち着いた気持ちで居ることが出来る。
後1年もすればきっとこれまでずっと自問自答してきたことに対する前向きな答えと、すべき事がはっきりと見えてくるだろう。
こんなことを考えていると、ふと頭をよぎることがある。
それは、あのアルコール漬けの日々について。
もちろんあの頃の状態に二度と戻りたいとは思わない。
ただ一方で、あの頃の僕がいたら今の僕がいて、失ったものを知っているからこそ、大切にしたいと思える自分がいて…
きっとその答えもいつかわかる時がくる。