子供の頃はあまり季節の移り変わりに関心がなかった。
春も夏も秋も、冬も。
本能的に季節ごとの遊びに没頭し、時には季節はずれの遊びも気にすることなく没頭した。
そんな季節を何周かするうち、いつの間にか大人になっていた。
この年になって時折思うことがある。
僕はあと何周、季節の移り変わりを体験するのだろう?
そして気分が落ち着いている時には、語尾は体験できるのだろうに変わる。
希望を先延ばしにすることは良くないことであるのは知っている。
でも、まだ今を捕まえきれない。
今を、一瞬一瞬を大切にした積み重ねの先を生きていきたい。