庭にギボウシを植えた。
地上部が全くないギボウシを植えた。
パトリオットと言う品種で白色の斑入が気に入り、地上部の無いギボウシを植えた。
目を出すのはいつだろう。
今は土に埋もれ、見る影もないギボウシ。
美しい斑入りのコントラストを見せてくれるのはいつだろう。
今は土の中で芽吹くための力を蓄えている。
辛くても、思い通りにいかなくても。
信じていればいつかは。
それはきっともう少し。
地上に出たらきっと気がつく。
土の中のあの時があったからこその今があると。
だから今は自分を信じる。
もう少しでおひさまに会える。