アルコールは人生を台無しにしてしまう。
これは決して大袈裟なことではなくって、飲むことをやめ4ヶ月半経過した僕が単純に感じていることだ。
僕は毎日、自分の思い通りにならないことに対し目を背け、何かを言い訳にし、アルコールを飲むことだけを自分の中の価値として生きてきた。
辛いときには辛さを忘れるために。
回りの理不尽な態度を見ては自分を保つために。
自分の不幸を誰かのせいにしアルコールを飲む自分を好きになれない自分を被害者であると思い込み、そう思う自分をまた否定し飲み続ける。
自分という存在を中心にアルコールを飲み続けることで全てをうやむやにしてきた。
自分は特別である。
そう思っていた。
回りとは違う。
そう思っていた。
このことは何度か書いてきているけど、結局全てはアルコールに起因している。
回りではない、自分が勝手に引き起こしていることであり、それはアルコールが引き金となっている。
アルコールをやめても、なにも変わらないのではないだろうか?
こんなに回りが理不尽な状況でアルコールまでやめたら、なんのために生きているのだろうか?
であるならば、いっそ飲み続けて、命が終わらない限り回りは気がつかないのではないだろうか?
そうなって初めて回りの人達は気付き、後悔するのではないか?
それでもかまわない。
だって僕はもう疲れたから。
そんな考えをアルコールを飲みながら回らせていた。
この考え方に疑いを持たないのは、全てアルコールによるものであると今ならわかる。
ただし、飲み続けている間は決してわからない。
それはすぐ近くにあることだけれど、ナスカの地上絵が何を書かれたものであるのかを、地上に立っている状態で認識する位難しい事だと思う。
きっとその事を皆が府に落とす事ができたなら、この世からアルコールという存在は消えてなくなるだろう。
ただしそれを、飲みながら府に落とす事ができない以上、僕は僕が知った事を書き続けようと思う。