トンネルの先を確かめたいから。

断酒の先にある可能性を探しながら日々の想いを綴るブログ

brainwashing


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洗脳


“洗脳”

この言葉のことを、最近とてもよく考える。

アルコール依存症とは、洗脳により始まり、洗脳により抜け出すことができない。」



僕がアルコール依存症になった原因は、“アルコールは良いものだ”という思い込みから始まった。


大人たちは皆アルコールを楽しそうに飲んでいるし、何か特別なときはアルコールで乾杯する。


そんなことを子供時代から身近に感じ続けた。


そして高校生になった頃、アルコールを飲むことは、大人の仲間入りをしたようで、格好いいと思い、そして飲み始めた。


社会人になると、アルコールが仕事の疲れを癒してくれると思い込み、そして更に多くのアルコールを飲むようになった。


多くのアルコールを飲めることを、男らしいと感じ、誇りに思った。


段々僕は、アルコールだけが心の支えであると信じ、その事だけを考えるようになった。


いつの間にかに僕は、アルコール以外の事を、どうでもよく感じ、興味を持つことが出来なくなった。


気づかぬうちに僕は、アルコール意外の事が怖くて仕方なくなった。


そんな僕は心身ともにアルコールに浸され、身動きが取れなくなった。


アルコールをやめる事は、耐えきれないほどの苦しみを味会わなければならないと思い、やめると言う選択肢を選ぶことが出来なかった。


これまで僕がアルコールに関して、

“思った”

“感じた”

“信じた”

の言葉の後ろに、今ならピッタリの言葉を当てはめることができる。


その言葉は




“のは、洗脳されていただけだった”




という事。


自分の脳を毎日アルコールで洗い続けた先に、僕の望むものはひとつもなかったし、洗うことをやめても、苦しみはなく、たくさんの望むものは、昔から、洗う前からずっと僕の近くに存在していた。


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