トンネルの先を確かめたいから。

断酒の先にある可能性を探しながら日々の想いを綴るブログ

執着を手放すとは

人生の苦しみは執着を手放すことで解決する。



僕が様々なことに苦しみ、もがいていた時に出会った考え方。

人からの何気ない言葉に傷つき、起こってもいない事に囚われ、悩み、相手のことを考えすぎて身動きが取れなくなる。

そんな苦しみの中にいた僕にとっては救いの言葉であり、その言葉を意識することで僕の人生は格段に生きやすくなった。



でも、ふと、思うことがある。


大切な人が去っていく時、確かに心を締め付けられるおもいを抱きながら、その人に対する執着を手放そうと考える事で、気持ちは落ち着き、前を向いて進んでいける自分がいる。

人が苦しんでいる時、その苦しみを客観的に分析し、和らげるためのアドバイスをしている自分がいる。

以前よりも苦しむことが無くなり、様々なことに冷静でいられる自分がいる。

苦しむことなく、感情の起伏がなく、ロボットのようになった自分がいる。



これが僕がなりたかった姿なのだろうか?

苦しいときは思い切り泣き、楽しいときは大声で笑い、ともにいたい人が去ろうとしているときは、後先を考えずにおもいを伝える。

人とは、人生とは、苦しまずに生きることではなく、もっと、もがいた先に何かしらの意味を見いだすものではないだろうか?