ビールが好きなだけで依存症ではない。
ビールが好きだった。
暑い夏にキンキンに冷えたビール。寒い冬は陽気さと元気を与えてくれるビール。
休みの日は自分へのご褒美として朝から飲むビール。
その為に、辛いことも乗り越えられる。
それだけが癒しであり、生き甲斐だった。
仕事も多少の波はあるものの、順調にこなし、私生活でも家族と猫(家には2匹の猫がいます)と一緒に平和な日々を送っている(と、ずっと思っていた。もしかするとそう、自分に言い聞かせていただけかもしれないと、今振り替えると思う)。
そんな生活が20年以上続き、僕の中で少しずつ変化がおきた。
その変化はとても小さく、一年というスパンで比較しても微々たるものだと思う。
でも確実に、良くない方向へのさまざまな変化となっていった。
それは身体的なことで言うと、緊張を伴うときの異常な手足の震えや筋力の衰えが現れるようになった。