禁酒や断酒をスタートさせ、半年後の自分はどうなっているのだろう?
よく、劇的に生活や健康、思考の面においてよくなったという話を見聞きするけれど、本当なのだろうか?それはたまたま見聞きすることになった人達がそうであるだけで、実際は違うんじゃないだろうか?
いざ始めてみたら自分にとっては抱いていたイメージと違う未来が待っているんじゃないだろうか?
僕が禁酒や断酒の必要性を感じながら、二の足を踏んでいた頃、そのような想いを抱き、恐れを感じていた。
なんとなくサラリと書いた文章だけれど、そう思っている禁酒や断酒に踏み込めなかった僕の頭に抜け落ちている事があった。
それは、具体的に、何に、恐れを、感じているか。
という事。
そんなことは、自分の胸に手を当てて、心の声に耳を澄ます間でもない簡単な事だけれど、無意識的に、あえて自分に問いただすことをせず、目を背け、もしくは目の端に捉えていたとしても、気にも止めない路上にへばりついたガムみたいに意識の外側にあった。
でも、それを意識することはとても大切で、意識することが出来れば、路上は綺麗に保たれて、断酒や禁酒を意識することは何れ過去の事になる。
禁酒や断酒をした結果、回りからしたらそう遠くない未来、自分にとっては途方もない未来、思い通りでなかった場合の恐れとは、ただひとつとてもシンプルな事。
それは今日、アルコールを飲まないということ。
その1日1日の積み重ねが、自分だけの半年後を現実のものにする。
その結果がどうであろうとも、少なくとも僕は今の自分が嫌いではない。
弱い部分や思い通りにならないこと。
思っていたような朝の爽やかな目覚めではなく、少しでも長く布団に入っていたいと思うこと。
知りたいことがたくさんあることに気付き、本を買ったり電子書籍を落とした結果、ちっともお金がたまらないこと。
そんな、半年前の自分が想像した未来と現実は違っていても、想像しなかった良いことにも、たくさん気づくことができている。
今僕が言えることは、決して半年前の自分には戻りたくないと言うこと。