トンネルの先を確かめたいから。

断酒の先にある可能性を探しながら日々の想いを綴るブログ

断酒に至った経緯


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禁酒という選択肢


僕の中で、禁酒という選択肢が芽生えたのは、昨年(2020年)の2月の事だった。
(その当時はまだ、断酒という言葉に出会う前でした。)

当時僕は奥さんとひどい喧嘩をした。(もちろん飲んだ状態で、喧嘩の原因も酒によるものだった。)

そして翌日、自分の事が心底いやになり、人生で初めて禁酒をしよう、という選択肢を自分のなかに持つことになる。

但し、それまで20年以上毎日飲み続けた僕にとって(恐らくその期間で飲まなかった日は3日に満たなかったと思う)、酒を飲まないということはとても恐怖であり、眠れないことは当然として、幻覚を見たり、発狂するのではないか?という思いで頭の中がいっぱいになった。

その時既に、
頭の片隅で自分はアルコール依存症なのではないか?
という可能性を感じていたし、アルコール依存症が酒を止めると、そういった症状が現れると、ネット上に多く書かれていたから。

当時も断酒ブログはあったはずで、その時ブログでの情報を得られていたら、いくぶんか恐怖は収まっていたかもしれまない。

しかし、実際今も当時僕が検索したと思い出されるワード「アルコール依存症 禁断症状」と検索すると、恐ろしい結果がたくさん記されている。

そんな状況で酒を飲むことなく、ベッドに入った僕は、案の定ほとんど眠ることができず、その翌日も少し意識が薄れただけで、通常の起床時間が7時だったのに対し3時には眠る事を諦め、いつもより4時間早く出勤し、会社近くのコンビニで時間を潰す。といったことをしていた。

眠れなくても家にいる。

という選択肢もあったはずが、何かに追われるように家を出ていた当時の行動は、今思うとアルコールの依存により冷静な行動が出来なかったからこそだと思う。

そんな状況において、意外だった事は、不眠、発汗はあったが、発狂するなどの重度の禁断症状が起きなかったことだ。

無意識のスリップ


そんな日が3日続き、僕はアルコール依存症ではないし、アルコールはいつでもやめられる。という謝った認識のもと、また飲み始める事になり、酒の量はさらに増えていった。

これは無意識的なスリップだと今なら理解ができる。


続く

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