壁期の暮らし
壁期に入ってからは、とにかく何事にもやる気がおきず、無関心になり、そして自分に対する感情までも薄くなっていった。
今、東京オリンピックで日本選手の方達がメダルをかけて頑張られているが、金メダルをかけた試合中、気づけば僕はテレビの右下に表示されている時計が進んでいくのをぼんやりと見つめていた。
手にあせ握る金メダルをかけた試合中、試合ではなく、時計を見ていたのは多分日本中で、僕くらいではないだろうか?
その後試合に勝ち、金メダルを手にした選手に目を移した時、
『僕は、これまで嬉し涙を流すほどの事をしたことがあっただろうか?この先、そんな場面を経験することが、あるんだろうか?』
とぼんやりと思っていた。
そんな壁期の中でも、唯一僕がしてみたいと思うことがあった。
それがこの、ブログを書くということ。
ブログを書いてみたい
先日、ブログを書こうと思った訳を記事に書いたが、実はまだ自分の中でしっかりとした整理はついていない。
でも、無意識的に、無気力な中でも、ブログを書くことが今の僕には必要だったんだと思う。
断酒ブログの中に、壁期は飲酒中ずっと向き合ってこなかった、自分自身に向き合う時、という言葉を読んだことがある。
その自分自身に向き合うすべとして、僕はブログを書きたかったのかも知れない。
そして、まだ4日にも関わらず、このブログを書きはじめてから、たくさんの昔の自分を思い出し、向き合うべきことに気づかされている。
壁期は、過去の自分自信に向き合い、その上で前を向ける準備ができたとき、抜けられるのでは、と今、は思っている。
乗り越えるべき壁は、目の前ではなく、過去を清算すること。
そののちに、見えてくる新しいなにかを知ることができた時、またそのことをこのブログに記せたら。
と思っている。